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日記

三角公園の炊き出しに行って来た

釜ヶ崎三角公園(萩ノ茶屋南公園)にて、勝ち取る会によって(未確認)毎週火曜と土曜に行われている炊き出しに行って来た。今終わって、カマメに向かっているところ。

10時過ぎ頃に着いたのだけど、その頃にはすでに待っているとおぼしきひとが整然と群れをなしていた。炊き出しの場所がわからなかったので公園にいるひとに「今日は炊き出しをやるのか」「できれば手伝いたい」と尋ねてみたところ、丁重に案内してもらえた。

お手伝いは、歓迎された。土曜日はひとが少ないのだという。また、連休明けのためか、今日は特にひとが少ないということだった。わたしにはどのくらいの人手が必要なのかわからなかったが、それでも、意外とスタッフ―この呼称が適切かどうかわからないが、「ボランティア」よりは適切な気がするので、差し当たりこう呼ぶことにする―が少ないと感じた。

スタッフの方のひとりが、炊き出しや、公園に集うひとたちについての簡単なレクチャーをしてくれた(内容は、きちんと覚えていないので割愛したい)。そして、味を知るために一杯食べろと言われた。もっともな理由だったので、いただくことに。手のひら大のお椀に、しゃもじ平盛りほどのごはん、そしてそこに野菜と豚肉のスープをかけ、お箸でいただく。プラスチックのお椀からは、きちんと乾かされなかったときのにおい(カビのにおい?)が少ししたが、味はおいしかった。あっという間に完食した。

食器を洗いつつ始まるのを待っていたのだけど、そこで、少し違和感を抱いた。何かというと、まったく名前を尋ねられないこと。そう言えば、そういう場所だと聞いたことを思い出した。理由は何だったか忘れたけれども、まぁ、知ったところで仕方のない情報だし、いろんなひとが来て覚えられないということもあるだろうし、素性を明かさない・尋ねないでおくマナーということもあるだろう。

さて。11時10分前から、準備。わたしはごはんをよそわせてもらうことになった。お椀の3分の1くらい。多い、少ないと言われながら、ひたすらよそう。正面でよそっているひとの慣れた手つきに戸惑いつつ、よそい続けた。

450食ほど配り、なくなったところで、配膳は終了。わたしは片づけに回った。食べ終わりのお椀を洗ったり、雑巾を洗って干したり、そんなことをしているうちに、終了。

とても感謝された。でも、わたしもとてもとても感謝した。ものすごく心地よい疲れと、すがすがしい、晴れ晴れした心。いいことをした充足感ではもちろんなくて、手伝わせてもらえた喜び。こんなにいただいていいのかと、まるで腕一杯の花束をもらったような、そんな気持ち。

また来る。ありがとう釜ヶ崎!!

※引っ越したカマメは、とてもとてもとても、広くなっていました。えーがさいのチラシも快く配架してくださいました。そして、丁寧にお相手してくださいました。おっちゃんたちの温かい歓迎も受けました。また、寄らせていただきます!

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