ワクチン分科会報告資料データベース

データソース

厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)に掲載されている報告症例一覧のPDFをAdobe Acrobat DCの機能「PDFを書き出し」でExcelに変換し、PHPでプログラムを書いてMySQLに取り込みました。

具体的には以下の2種類のPDFです。

• 予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について（2022年1月12日の時点では3ファイル）
• 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について（2022年1月12日の時点では4ファイル）

専門家のブライトン分類レベル [報告症例一覧PDFより抜粋]

ブライトン分類レベルは、以下の事象について評価している。
・急性散在性脳脊髄炎（PT 急性散在性脳脊髄炎）
・ギラン・バレー症候群（PT ギラン・バレー症候群）
・アナフィラキシー（PT アナフィラキシーショック、アナフィラキシー反応、アナフィラキシー様ショック、アナフィラキシー様反応）

[注] レベル1～3は症例定義の参照が必要です。大まかな分類は以下の通りです。

アナフィラキシーの分類評価 - mhlw.go.jpより以下に抜粋します。 [2022年1月15日ダウンロード]

レベル1：
○＜1つ以上の（Major）皮膚症状基準＞　AND
 ＜1つ以上の（Major）循環器系症状基準 AND/OR 1つ以上の（Major）呼吸器系症状基準＞

レベル2：
○1つ以上の（Major）循環器系症状基準 AND 1つ以上の（Major）呼吸器系症状基準
 OR
○1つ以上の（Major）循環器系症状基準 OR 1つ以上の（Major）呼吸器系症状基準 AND
 1つ以上の異なる器官（循環器系もしくは呼吸器系以外）の1つ以上の（Minor）症状基準
 OR
○（1つ以上の（Major）皮膚症状基準） AND
 （1つ以上の（Minor）循環器系症状基準 AND/OR （Minor）呼吸器系症状基準）

レベル3：
○＜1つ以上の（Minor）循環器系症状基準 OR 呼吸器系症状基準＞ AND
 ＜2つ以上の異なる器官/分類からの1つ以上の（Minor）症状基準＞

症例定義に合致しないもの （分析のための追加分類）
□ カテゴリー（4） 十分な情報が得られておらず、症例定義に合致すると判断できない
□ カテゴリー（5） アナフィラキシーではない（診断の必須条件を満たさないことが確認されている）

注意事項

• 様式が異なる資料を一つのテーブルにまとめました。元の様式に存在しない項目には「N/A」と表示しています。
• 副反応検討部会のデータは日本の通例通りすべてPDFなので、手作業の前処理が欠かせません。公文書であるにも関わらずPDF化の不手際としか考えられない文字の欠落が少なくないため、変換後のデータにはどうしてもその影響が残ってしまいます。多くの医師がその手間を嫌ってか報告を怠り、あるいは不見識でコロナワクチンの影響の有無を見極められず報告につながらず、報告自体が極端に少ないわけですから、文字がページをまたいでいるようなデータを公開しないでいただきたいものです。「政府はこうやってデータベース化されるのが嫌なんだろうな」という邪推を誘います。厚労省の職員はエリートらしくちゃんと仕事してください。代議士は職員の業務水準を上げてください。
• 上記の通り、データと処理の性質上、取り込み前と後のデータの整合性は保証できません。参考程度にご利用ください。
• プログラマーが趣味で作ったものなので、不定期で改修します。不具合でうまく動かなくても許してください。

TODO

• ソート
• ページングのAjax化
• 中央値
• VAERS対応