どうも。
訳あって天国から書き込んでいます。
……嘘です。
こんなことを書くのは、最近見たシリーズものの悪夢に、自分が巻き込まれたからです。
それは、死なせてもらう夢。
筋書きは以下の通り。
木村拓哉と八嶋智人(要するにHEROの出演者の一部)が、死にたがっているひとを死なせてくれる。
死なせ方は不明。ただ魂だけしばらくこの世に残して、そのひと亡きあとの様子を見せてくれる。
「亡きあと」というのも語弊があって……言い換えると、「いなかったことになったあとの世界」。
そこに放り込まれる。周囲のひとは、存在には気がつくけど、誰であるかはわからない。そんな世界。
そして、数日経つと、キムタクが、いっしょに「天国への階段」を登りながら、そのひとが過去にどんなことをやってきたか、振り返らせてくれる(エジプトっぽい)。
「やっぱり生きたい!」と願ってもダメで、そこは容赦がない。
そういうプロセスのあと、終わりが来る。
……大まかなストーリーは以上。
二作目に、いきなりわたしだった。ついさっき。
わたしは、夢が途中からその話になっていった。
小学校や中学校のクラスメイトと教室で遊んでいたら、途中から自分の存在感が希薄になって、「自分が本当はここにはいない」と感じたとき、悟った。「わたしは死んでいる」と。
わたしが撮られた写真は、すべてわたしの顔のところにひっかき傷がついて、だれだかわからなくなった(中途半端!)。
場面は換わり、「最後にあのひとの顔が見たい!」と願ったら、そのひとの寝顔が見られたので、ツイッターを通じて遺書でも書こうとしたら、アカウントは消されていて、もうこれまでか!というところで、目が覚めた。
ストーリーを見るような夢だった。現実感が希薄で、どこかで「何かを見ている」感覚があった。
そして、重大なことに気がついた。
最後の瞬間に、わたしは、なんと、これこそまさに恐れていたことで……「死にたくない」と願っていた。
自分に「死ぬ勇気」「自己破壊の勇気」がないことはわかっていた。
けれども、ここまで露骨に「どうだ、生きたかろう!」と迫られるのは、初めてだと思う。
友人のひとりに、以前、言ったことがある。
「わたしが今後どう言うかはわかりませんが、わたしは生きたいです」と。
要するに、それは変わらずそうだったんだ。
悲しい、悲しい、夢でした。