昔はよかったと最近よく思うプログラマーに、わたしはなった

「財源はないと言っていた県がお金を出し始めた」という話を聴いて、システム開発の現場の上司を思い出した。ベテランで何でもできそうなのに「それは○○だからできない」とすぐ言う初老。肯定的な要素をいくつか挙げても「それは○○」と全部否定してくる。「どうすればできるか」を考えない。

ただのマウンティングおやじだから、できない理由を思いついても否定するわたしからすると目の上のたんこぶ。合わない。見下しが激し過ぎて知らないことも知ったかぶり。会話が成り立たないのにぐちゃぐちゃ言うから同じことを何度も繰り返させられる。コードは書ける人なのに極めて頑迷。

システム開発の半分はアイディアだと思う。「速く簡単に良いものが作る」には知識と柔らかさが要る。「こうすればできる」と言うプログラマーが多かった時代は客が図に乗って大変だったけど、今思えばあれは「余裕」があったからでぎていた。今はみんなギリギリ。時間もお金もない。

いつも言うけど「貧すれば鈍す」は本当!お金がなければ時間(納期)もなくなる。時間がなければ試行錯誤ができなくなる。試行錯誤がなかったら知識と経験に枝葉がつかない。そのうち無価値なものしか作れなくなる。大きく言うと、これが日本のやってること。

昔は楽しかった。会社の予算が許す限り何でもやらせてもらえたし、客とデザイナーの要望を元にシステムを作り上げるのは刺激的だった。派遣社員を駆使した極端な分業化が進んだせいで、プログラミングとコマンド叩きは単純作業と言いたくなるほど想像力が要らない仕事と化した。

派遣社員として携わるシステムは、どれもぐちゃぐちゃ。つぎはぎだらけ、禁じ手の山。既存の機能に未知のバグが見つかる。でも構わない。納期までに終われば何でもいい。出来が悪くても収まれば利益になる。利益のための安い派遣社員。

先の質より目先の利益。政府がアレ、社会はコレ。親子だね!

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