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ALPS「処理水」海洋放出に対するパフコメ

「東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請(ALPS処理水の海洋放出時の運用等)に係る審査書案」に対する意見の募集に応募しました。

「東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請(ALPS処理水の海洋放出時の運用等)に係る審査書案」に対する意見の募集に応募しました。

案の公示日 2023年2月23日
受付開始日時 2023年2月23日0時0分
受付締切日時 2023年3月25日0時0分


海洋放出の影響を受けるのは「全世界」です。
「海に面した地域」は直接影響を受けますし、面していない地域でも海産物を食べる人はいるでしょう。

なのになぜ、全世界の許可を積極的に取りに行かないのでしょうか?

原子力発電は世界中で使われている技術なのですから、全世界から海洋放出について承認を受けることができれば、誰にも文句のつけようのない正当な解決策とすることができます。アセスの手法を「全世界」から募り、リスクが完全に排されるまでは海洋放出はしない、という態度を示すだけでも、日本への信頼は深まるはずです。これは国際社会に日本の誠実さを印象づける大きな大きな機会です。

ところが、東電と日本政府は、近隣の国家はおろか、日本の住民、漁村の人々からすらも、信頼を得られていません。お金でデータが作られていることをみんな理解しているからでしょう。丁寧な説明とはほど遠い、カネにものを言わせたポジティブキャンペーンで、人々の懸念を煙に巻き、ますます信頼を損ねているのです。

ましてや、日本は海洋国家です。海洋国家が海を汚す模範になるなど、童話の悪役だけで十分です。
それとも、政府や東電は、作り話の悪役のように、お金や地位を子供や環境と引き換えにしているのでしょうか? 後ろめたいから説明をおろそかにしているのではないでしょうか?
自信があるなら、世界に許可を求めてください。何十年かけてでも。その価値はあります。わたしたち日本人は、今、お金で買えないものをリスクにさらしているんです。

繰り返します。「処理水」海洋放出の利害関係者は「全世界の住民」です。したがって、許可は全世界にも求めるべきですし、説明も全世界に対して行うべきです。海洋放出は許可を得てからです。

日本という国が「全世界の人々との共存共栄を真に目指す国である」ことが示されることを願ってやみません。世界の範となるべく、政府と東電にまっとうな行動を求めます。

受付番号 198022211000000041

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