auひかりのネットワークはホームゲートウェイ(HGW)のMACアドレスで認証されていることは調べて知っていたものの、Yamahaのルーターでできるかは真剣に検証していなかった。
ところが、先日、ルーターの側面のフタを開けてみてびっくり! フタの中にHGWのコネクタがあり、外側のルーターのWAN側コネクタとLANケーブルで直接つながっていたのだ…。
「「「この構造なら、自宅のRTX830のLAN2のMACアドレスを換えてやればつながるかもしれない…」」」
調べてみたら、Yamahaのルーターではないものの、同じことを試して成功させた方を見つけた。
auひかりのBL172HVを使いつつVPNサーバを設置する方法
これで自信を持って試せる。大感謝!!!!!
設定内容を見つけて保存しよう
RTXの設定に必要なのは以下の項目です。
- IPアドレス/ネットマスク
- MACアドレス
- デフォルトゲートウェイ
BL172HVの管理画面の「情報」のところに書いてあります。
それではコマンドを打ちましょう
RTXは細かな設定はコマンドで行うルーターですので、Telnetやシリアル接続でPCからつなげてコマンドを打ちます。今回はネットワーク周りの設定ですので、設定失敗に左右されずにコマンドを打ち続けられるシリアル接続+Teratermを選びました。今はミニUSBで繋げられるので取り回しが楽ですね!
※RTXの詳細な操作方法は割愛します。
MACアドレスを偽装する再指定するのはip INTERFACE arp staticコマンドです。以下のような感じです。
# ip lan2 arp static <IPアドレス> <MACアドレス>
わたしのはRTX830ですが、RTX1100ぐらい古くてもできます。
IPアドレスとデフォルトゲートウェイは以下のような感じです。こちらも、HGWの内容を転記するだけです。
# ip route default gateway <ゲートウェイ>
# ip lan2 address <IPアドレス>/<ネットマスク>
本当はlan2 addressはDHCPですが、数年間変わっていないので問題ないでしょう。都合もいいですし。
NATディスクリプタはprimaryで大丈夫です。
# nat descriptor address outer 1 primary
以上です。ようやく邪魔者とおさらばだぜ!!