auひかりのネットワークはホームゲートウェイ(HGW)のMACアドレスで認証されていることは調べて知っていたものの、Yamahaのルーターでできるかは真剣に検証していなかった。
ところが、先日、ルーターの側面のフタを開けてみてびっくり! フタの中にHGWのコネクタがあり、外側のルーターのWAN側コネクタとLANケーブルで直接つながっていたのだ…。
「「「この構造なら、自宅のRTX830のLAN2のMACアドレスを換えてやればつながるかもしれない…」」」
調べてみたら、Yamahaのルーターではないものの、同じことを試して成功させた方を見つけた。
auひかりのBL172HVを使いつつVPNサーバを設置する方法
これで自信を持って試せる。大感謝!!!!!
つなげかた
裏蓋を開けて、WANとつながっている超短いLANケーブルを外して、HGWとルーターのWAN側を別のLANケーブルでつなげます。超短いLANケーブルはBL172HVのWANに挿してブラブラさせたままで大丈夫です。
ついでに
高速化を狙うのであれば、電話線をLANケーブルに置き換えましょう。RJ-11(モジュラージャック)をRJ-45(LANコネクタ)に変換するパーツを使えば、BL172HVにつながる電話線を、LANケーブルに置き換えることができます。わたしの環境では、元々10Mbps程度だった速度が80Mbps超になりました。vDSLでもここまで出せるんですね!
エルパ (ELPA) ADSL用変換アダプタ8極-6極 LANケーブル 電話線 変換 TEA-076は終売品ですが、これならBL172HVの裏蓋が閉められます。
エレコム RJ45‐RJ11変換コネクタ 2個セット LD-RJ4511THENの場合は、分解して外装を一部カットしないと裏蓋は閉まりません。
設定内容を見つけて保存しよう
RTXの設定に必要なのは以下の項目です。
- IPアドレス/ネットマスク
- MACアドレス
- デフォルトゲートウェイ
BL172HVの管理画面の「情報」のところに書いてあります。
それではコマンドを打ちましょう
RTXは細かな設定はコマンドで行うルーターですので、Telnetやシリアル接続でPCからつなげてコマンドを打ちます。今回はネットワーク周りの設定ですので、設定失敗に左右されずにコマンドを打ち続けられるシリアル接続+Teratermを選びました。今はミニUSBで繋げられるので取り回しが楽ですね!
※RTXの詳細な操作方法は割愛します。
MACアドレスを偽装する再指定するのはip INTERFACE arp staticコマンドです。以下のような感じです。
# ip lan2 arp static <IPアドレス> <MACアドレス>
わたしのはRTX830ですが、RTX1100ぐらい古くてもできます。
IPアドレスとデフォルトゲートウェイは以下のような感じです。こちらも、HGWの内容を転記するだけです。
# ip route default gateway <ゲートウェイ>
# ip lan2 address <IPアドレス>/<ネットマスク>
本当はlan2 addressはDHCPですが、数年間変わっていないので問題ないでしょう。都合もいいですし。
NATディスクリプタはprimaryで大丈夫です。
# nat descriptor address outer 1 primary
以上です。ようやく邪魔者とおさらばだぜ!!